【小学生】読書が苦手な子にこそ読んでほしい「グレッグのダメ日記」

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読書が嫌い・苦手なお子さんは多いと思います。

かくいう我が家の長男も読み聞かせは好きだけど、自分で読むのは「NG」でした。

「自分で読むのは面倒くさい」「分厚い本を見ると読む気が失せる」

分かるような気もしますが、親としてはいろんな物語を読んで本好きになってほしい!!が本音ですよね。

今回ご紹介する「グレッグのダメ日記」は特に読書が嫌い・苦手な「小学生男子」におすすめしたい本です。

読書が自然とできるきっかけとなるような本なので、その理由と合わせて内容を解説していきたいと思います!

こんな方におすすめの記事です

読書が嫌い・苦手な小学生男子に本を読んでほしいと思っている方

子どもが読書好きになるきっかけとなる本を探している方

グレッグのダメ日記の内容が知りたい方

目次

「グレッグのダメ日記」はこんな本!

2008年に第一作目の「グレッグのダメ日記」が発売され、その後人気シリーズとなり日本ではポプラ社から16巻まで発売されています。
世界45か国語で翻訳され、シリーズで累計2億円突破!映画化もされている大人気作品です。

作者:ジェフ・キニ―
ゲーム開発やデザインなども手掛ける。
グレッグのお話はジェフ・キニーさんの子どもの頃の実体験からきているそうです。

翻訳者:中井はるの
「グレッグのダメ日記」の企画をポプラ社に持ち込んだのは、中井さんだそうです(^^

この本は少年グレッグの日々の生活を日記に綴ったものです。

書き方も日記帳なので、グレッグの気持ちがそのままグレッグの言葉で書いてあります。

公式のYoutubeで少し内容を見ることができます。↓どんな雰囲気の本なのか分かってもらえると思います。

フリガナもしっかりついているので小学生1年生くらいから読めると思います。

内容的には小学校中学年~が一番楽しめるのではないかと思いますが、我が家の小1長男はがっつりハマっています!

この本は小学生男子が夢中になって読める内容ではありますが、内容を全く知らない人のために最初にお伝えしておきたいことがあります。

グレッグのダメ日記は…

感動のストーリー 
美しい友情 
主人公が試練を乗り越える 
心震わせる名作
 

そんな話ではありません!!(笑)

グレッグはずる賢く、「お金持ち・人気者・モテる人になりたい」と煩悩だらけ。

そして日記を書く理由は「自分が有名になったときに質問に答えるのが面倒だから」だそうです。

いたずらや行き過ぎた行為もたびたびあり、親の立場で読むと「これ読んで大丈夫!?」という気持ちになるかもしれません。

ただ、ただ面白いんです!

とにかく本を読む楽しさを子どもに知って欲しい!と思っている方にぜひおすすめしたい作品です。

読書嫌いな子でも読める!その理由とは?

グレッグのダメ日記裏表紙

読みだしたら止まらない!グレッグ日記の書き方

グレッグの日記はなぜか読む手が止まらなくなります。

それは読書を嫌がっていた我が家の子もそうでした。

寝る前の読み聞かせで初めてこの本を読んだとき、あまりに続きが気になって「もっと読んで!」と何度もせがまれました。

喉がカラカラになりながら必死で読みましたが長編作品です…、「もう無理!」と根を上げると「じゃあ自分で読む!」と、それ以降は自分でずっと読んでいます。

普段全く本を読まなかった子が、240ページもある本をひたすら読み続けている光景には心底驚きました!

秘密はグレッグの日記の書き方にあるように思いました。

グレッグは正直者で心の中にある気持ちをそのまま日記に書き綴っています。

そのため、まるで話しかけられているような感覚で読むことができます。

自分で読んでいるのに、頭の中で再生されているような、そんな文章なのでずっと読み続けられるのではないかと思いました。

次々と起きる面白事件も読むのがやめられなくなる理由の1つです。

息子はグレッグシリーズにはまり込み、全く本が読めない状態から1冊240ページもある本を2週間で10冊以上読みました!

ニャンじろう

何があった!?というくらい、すごい勢いで読んでいました!

どこか憎めないグレッグに共感してしまう!

「嫌なことから逃げたい」「さぼりたい」「自分が1番になりたい」、誰でもそんな気持ちは密かに持っていますよね。

そんな願望がむき出しになっているのがグレッグのダメ日記です(笑)

先ほども少しお伝えしました、グレッグは「いい子」ではありません。

タイトルにもあるように、「ダメ」なことが多い上に、自らいろんな問題を引き起こしていきます。

しかし、どこかグレッグに共感してしまい、さらに子どもならではの感覚なので、より子どもは「分かるなぁ‥」という気持ちになると思います。

「弟ばかり可愛がられて不満」「自分より人気な友だちに嫉妬」

「兄からイタズラされたり、からかわれたり」「母がうるさく言ってくる」

誰だって心の中で一度は考えたことがあるのではないでしょうか?

そんなモヤモヤした気持ちをグレッグは赤裸々に語っています。

子どもが口に出しはしないけど、普段思っているようなことを実際に行動にうつしちゃうグレッグ。

子どもにとっては読んでいて痛快なのかもしれません。

私も親としては複雑な気持ちも少しありますが、子ども時代を思い返して共感してしまいました!

ニャンじろう

ムチャクチャしてるグレッグですが、好きなキャラクターです!

グレッグの家族・友だちも個性が強すぎてクセになる!

グレッグの家族は一癖も二癖もある強者たちです。

フランク・へフリー(パパ)
パパは甘いものと南北戦争の模型を作ることに楽しみに生きる少し偏屈な人。
グレッグはたびたび叱られていますが、パパの言葉が響いている様子はありません。

スーザン・へフリー(ママ)
教育熱心なママですが、こちらもまたグレッグには響いていません。
急な思いつきが多く、家族を振り回すところがあります。

ロドリック・へフリー(兄)
グレッグの兄ロドリックはヘビメタバンドマン。
いつもグレッグをからかったり、いたずらにしたり、グレッグを悩ませています。

マニー・へフリー(弟)
マニーはパパ・ママにとても甘やかされいています。
まだ(おそらく)3歳くらいなのに、スペイン語が堪能だったり、変なこだわりが強かったりと謎な存在です。

ロウリー(友だち)
グレッグの親友的存在。いつもグレッグにいいようにされているので心配になります。


家族の中でも、特に面白いのは兄のロドリックと弟のマニーです。

ロドリックはいたずらに関しては天才なんじゃないかと思うほど、長けています。

なんて無駄なことにエネルギーを使っているんだ!とツッコミたくなることばかりで笑えてきますよ。

マニーはムチャクチャなことをよくしていますが、何でも許されちゃうのでいつも怒られてばかりのグレッグが可哀そうになるほどです。

そして、マニーってもしかして天才なの‥?と思うエピソードもあり、とても魅力的なキャラクターです。

グレッグのことを「にいパイ」と呼ぶのが可愛くてたまりませんw

このような個性さまざな面々にかこまれての日常のため、飽きのこない何度も読み返せるお話となっています。

ニャンじろう

いつも家族に散々な目にあわされ、ボヤキが止まらないグレッグです

イラストと吹き出しのセリフもいいアクセントになっている

グレッグのダメ日記の挿絵はとても内容に合っています。

やる気のなさそうなグレッグの表情に、飄々とした手足の長いスタイル。

1ページに1~2個の挿絵が入っているので、内容も理解しやすく、話がイメージしやすいです。

最初から字がびっしり状態だと読書アレルギーを起こしてもおかしくありませんよね💦

グレッグのダメ日記の気の抜けたような様子のイラストを見ていると気楽に読んでいけます。

面白い場面でちょうどよく飛び込んでくるセリフがさらにエピソードを引き立ててくれています!

ニャンじろう

個人的にマニーのイラストが特に大好きです♡

↓↓\累計2億部の超人気シリーズ第1弾/↓↓

「グレッグのダメ日記」おもしろエピソード3選

グレッグのダメ日記裏表紙「腐ったチーズを見つめるグレッグ」

グレッグのダメ日記には面白い話がたくさんあります。

我が家の長女・長男も読みながら吹き出したり、笑い転げていることがあります。

大人から見ると呆れるような内容も多いかもしれませんが、子どもにとっては共感・爆笑物です(笑)

そんなおもしろエピソードを3つご紹介!これを知ればグレッグの世界をもっと好きになれるかも!?

*多少ネタバレ含みますので、まだ知りたくないという方はここで引き返すかまとめを押してもらえると最後に飛びます*


マニーのお詫びの品が超危険アイテム!?

グレッグのダメ日記②~ボクの日記があぶない~より

ゲーム機のディスクを開ける場所にチョコチップクッキーを詰め込んだ弟のマニー。

怒るグレッグですが、マニーに甘いママはグレッグの味方にはなってくれず、ちょっと可哀そうです。

そして30分後、「ごめんちょ、にいパイ」とマニーが持ってきた品は「つまようじがいくつも刺さっている丸めたアルミはく」。

この危険極まりないチクチクボール、捨てることもママから許されず、のちに親友ロウリーに悲劇を起こします。

ニャンじろう

とんでもないモノ、作ってきた!!w

↓\さらにおもしろエピソード続々!大人気グレッグシリーズ第2弾/ ↓

グレッグとパパの意見が一致すること?

グレッグのダメ日記④~あ~あ、どうしてこうなるの!?~より

グレッグとパパは仲が悪いわけではありませんが、グレッグが叱られていることが多いです。

そんな2人ですが、意見が一致することがあります。

それは、新聞の漫画コーナーに載っているリトルキューティーという漫画。

グレッグによると、これは史上最悪の漫画。パパも同じ意見であり、リトルキューティーにとても嫌悪感を抱いています。(普通のファミリー漫画のようですが笑)

そしてそのリトルキューティーは最悪すぎて、ついつい見てしまうそうです。

グレッグ「見てよ!サイアクサイテー。」パパ「はやくよこせ!」

この掛け合い、思わず笑ってしまいました!

そして、リトルキューティーは連載終了が決まり、グレッグとパパは終わったらパーティをする!とカレンダーに印までつけてその日を待っています。

ニャンじろう

もう、これは「好き」ですよね?

バカバカしすぎる!?兄ロドリックの作戦

グレッグのダメ日記③~もう、がまんできない~より

グレッグがマニーに「ブリブリ」と言ったことに怒ったママは「ブリブリ禁止令」を家族全員に出しました!

本当はマニーが言い出したことなのですが、結局全員怒られるはめに。

もしも「ブリブリ」と言ったことがバレたら1週間の外出禁止という罰が待っています。

しかし、兄ロドリックの考えた作戦は発想の斜め上をいくものです。

月曜「ブ」火曜「リ」水曜「ブリ」

グレッグ「!?」

まさかの3日に分けて、ブリブリを放つ作戦!

そこまでして言いたいことなのか、とツッコミたくなりますね!(笑)

その後は悪い言葉を言ったら1ドル罰金というルールまで追加されましたが、さまざまな作戦を思いつくロドリック。

さすがは兄!悪知恵は天下一ですね!

ニャンじろう

我が家の息子が一番好きなエピソードです!

まとめ

今回は「グレッグのダメ日記」を読書が嫌い・苦手な子におすすめ作品として紹介しました。

実は我が家では子どもだけでなく、親もハマってしまいました。

正直なグレッグの日記を読んでいると、まるで自分のことのように思えてしまいます。

読書に苦手意識を持っている子もきっと次々とページをめくってしまうのではないでしょうか。

目が離せなくなるグレッグの世界をぜひお楽しみください♪

グレッグのダメ日記/Amazon.co.jp

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